熊本県議会 2045-06-01 06月15日-05号
一方、本県の地熱開発は、昭和二十六年、小国地方を主体に、南阿蘇を含めた阿蘇全域の観測を通産省の指導で実施したのが始まりです。その後、本格的な地熱の開発は昭和四十年から行われました。その間十四本のボーリングに成功しております。その結果、小国町の岳の湯、はげの湯地区において地熱開発がきわめて有望であるという貴重なデータが得られたわけであります。
一方、本県の地熱開発は、昭和二十六年、小国地方を主体に、南阿蘇を含めた阿蘇全域の観測を通産省の指導で実施したのが始まりです。その後、本格的な地熱の開発は昭和四十年から行われました。その間十四本のボーリングに成功しております。その結果、小国町の岳の湯、はげの湯地区において地熱開発がきわめて有望であるという貴重なデータが得られたわけであります。
折しも、阿蘇では、昭和56年から阿蘇の火まつりを開催し、往生岳の火文字焼き等の各種イベントで数万人の観光客を集めるなど、阿蘇全域が、当時の熊本県観光振興課などと共同し、努力した結果だと思っています。
そして、中九州自動車道の整備等で阿蘇を盛り上げるということでありますが、ぜひ、これについては、この中九州自動車道に続くような──今後、阿蘇の復興のあり方こそが、復旧・復興プランで、単にもとにあった姿に戻すことなく、新しい創造的復興を目指すということで、そういう点では、主要路線の復旧に限らず、阿蘇全域と周辺都市を結ぶための主要地方道矢部阿蘇公園線の整備は、九州中央自動車道ともアクセスを優位にし、阿蘇と
今から20年ほど以前は、鹿の被害は高森町の山中の一部だけで話題となっていましたが、現在は、高森町全域から南阿蘇全域へ広がり、外輪山外部の西原村あたりまで鹿害が発生しています。高森町などの1平方キロ当たり頭数は、2006年度の11頭から20頭が、現在は41頭から60頭と数倍にふえています。鹿も、イノシシに劣らず周辺環境に対応する能力が高く、草といわず、木の皮といわず、幅広く食してしまいます。
ダムを管理する九州電力も、これまで幾度もたび重なる増水に緊張が走り、心配をされてきたことは承知しておりますが、阿蘇全域での、ましてや広範囲にわたる、あるいは山の天気と言われる気象の急激な変化に対処していくためには、相当の観測体制の構築を初め、総合的なシステムを整備する必要があり、現状では極めて困難な状況にあると思います。加えまして、ダムの設置場所は、河川が急に狭小、狭くなっております。
そこで、二点目でありますが、小国郷あるいは阿蘇全域のみならず、県下でも同様の過疎・超高齢社会へと移行している現状を踏まえ、あるいはツーリズムの振興の上からも、県として循環バスの取り組みをどのように考えられるか、阿蘇地域の取り組みをモデルとしてシフトすべきだと思います。 第一点は、先ほど県として小国郷をどうとらえて、どう振興させていくのか、以上二点、鎌倉地域振興部長の御答弁をお願いいたします。
このような立地にあって、阿蘇全域の水田の整備率はほぼ県平均の四九%になっているのでありますが、これは阿蘇谷の県営圃場整備が進んだことにより押し上げた整備率でございまして、特に南郷谷を中心とする阿蘇南部や外輪山地域の水田は一三%で、これは厳しい地形条件から県平均を大きく下回っておりまして、高生産性農業の確立を阻害している状況であります。